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米調査会社が興収アップのための新料金案を提示

 映画の入場料を作品の人気度によって変動させるべきだと、米有名メディアアナリストが提言した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、米リサーチ会社バーンスタイン・リサーチの上級アナリスト、トッド・ジュエンガー氏は、映画興行が無駄だらけの操業を行っていると指摘。アメリカの映画館では93%近くが空席、月曜から木曜日の間の空席率は99%だという。

 収益を上げるためには、人気映画の入場料を値上げし、逆に人気のない作品は値下げする変額料金を導入すべきだとしている。変額料金が導入されれば、アメリカで大ヒット中の「ハンガー・ゲーム」は、公開第1週に世界興収2億5000万ドル(実際は2億1900万ドル)に到達することができると仮説を立てている。

 実は、変額料金制はこれまでたびたび提案されてきたが、入場料を値下げした作品に否定的な印象がつきまとうことを恐れ、興行主もスタジオ側も抵抗してきた経緯がある。

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