4月15日(日)の『夢の扉+』は、これまでにない“薄くて軽く防音性も高い”という夢のような防音材を開発した株式会社静科を取材。社名の静科は“静かさを科学する”という意味で、彼らが作る防音材は高速道路の騒音対策や、自衛隊の機械音対策などに使われている。
現在、全国で年間15000件以上の騒音被害が報告されているという。そんな人々の悩みを解消しようと、60代半ばにしてこの「静科」を作ったのが、化学メーカーで樹脂を扱ってきた武紘一(71歳)だ。武は昨年末、簡易的に作られた仮設住宅は防音性が低いという、東北の被災地での騒音問題を新聞で目にする。
武と志を同じくし、「静科」をともに立ち上げたのが高橋邦雄。強度の高い“蜂の巣状”のハニカム構造のパネルを製造してきた技術者だ。2人はそれぞれが持つ技術と知識と想いを結集して“世の中の役に立つもの”を生み出した。それが、薄くて軽いのに強度も防音性も高い“ハニカムサンドイッチ構造の吸遮音パネル”だった。試作に試作を重ねた結果、ある画期的な手法でその開発にこぎつけた。
しかし、高橋は今年2月、2年に及ぶ闘病の末73歳で死去。東北の仮設住宅用の素材が完成したわずか数日後のことだった…。開発に情熱を燃やした男たちの執念は、被災地の家族に笑顔をもたらしたのか。そして「静科」では今、高橋の息子・俊二(42)が父の遺志を受け継ぎ、防音材を広めようと新たなジャンル開拓に挑んでいる。社員わずか6人。「静科」の奮闘を追う。
■出演者
ナレーター 坂口憲二
■『夢の扉+』
2012年4月15日(日)18:30~19:00(TBS系)
現在、全国で年間15000件以上の騒音被害が報告されているという。そんな人々の悩みを解消しようと、60代半ばにしてこの「静科」を作ったのが、化学メーカーで樹脂を扱ってきた武紘一(71歳)だ。武は昨年末、簡易的に作られた仮設住宅は防音性が低いという、東北の被災地での騒音問題を新聞で目にする。
武と志を同じくし、「静科」をともに立ち上げたのが高橋邦雄。強度の高い“蜂の巣状”のハニカム構造のパネルを製造してきた技術者だ。2人はそれぞれが持つ技術と知識と想いを結集して“世の中の役に立つもの”を生み出した。それが、薄くて軽いのに強度も防音性も高い“ハニカムサンドイッチ構造の吸遮音パネル”だった。試作に試作を重ねた結果、ある画期的な手法でその開発にこぎつけた。
しかし、高橋は今年2月、2年に及ぶ闘病の末73歳で死去。東北の仮設住宅用の素材が完成したわずか数日後のことだった…。開発に情熱を燃やした男たちの執念は、被災地の家族に笑顔をもたらしたのか。そして「静科」では今、高橋の息子・俊二(42)が父の遺志を受け継ぎ、防音材を広めようと新たなジャンル開拓に挑んでいる。社員わずか6人。「静科」の奮闘を追う。
■出演者
ナレーター 坂口憲二
■『夢の扉+』
2012年4月15日(日)18:30~19:00(TBS系)