スタジアムやスキー場、広場など、“環境配慮”とは一見無縁な公共スペースで、省エネ対策が大きく前進している。
イラストは、カタールの首都ドーハで建設される新型スタジアム。「2022年FIFAワールドカップ」の開催に向け、最先端の環境技術を導入予定という。アメリカ、ニューヨークのタイムズ・スクエアでは2009年、歩行者天国が設置された。大気汚染の削減やドライバー、歩行者の事故減少につながっており、ニューヨーク内ではさらに26カ所で実施される予定だ。
2011年2月に行われた第45回スーパーボウルの開催地となったテキサス州アーリントンの「カウボーイズ・スタジアム」は、開閉式の屋根、フィールドにかかる巨大なアーチ、ガラス張りの外壁が特徴だ。昨年夏のオープン前には、1300万ドル(約10億円)を投じてスタジアム周辺の環境にも配慮。洪水が発生しがちだった小川が整備され、周囲には自生の草木が生えている。観客が車から降りて川沿いの小道を歩きたくなるような空間を創り出した。世界中のスタジアムで、風力タービンや省エネ照明、リサイクル、水資源管理システムなど、エネルギーの効率利用に向けた取り組みが進んでいる。
持続可能なエネルギー源の利用は、スキー場でも加速している。例えばマサチューセッツ州の「バークシャーイースト(Berkshire East)」では、2011年1月に風力タービンの設置を完了。世界初の100%風力発電で稼動するスキー場となった。
National Geographic News
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イラストは、カタールの首都ドーハで建設される新型スタジアム。「2022年FIFAワールドカップ」の開催に向け、最先端の環境技術を導入予定という。アメリカ、ニューヨークのタイムズ・スクエアでは2009年、歩行者天国が設置された。大気汚染の削減やドライバー、歩行者の事故減少につながっており、ニューヨーク内ではさらに26カ所で実施される予定だ。
2011年2月に行われた第45回スーパーボウルの開催地となったテキサス州アーリントンの「カウボーイズ・スタジアム」は、開閉式の屋根、フィールドにかかる巨大なアーチ、ガラス張りの外壁が特徴だ。昨年夏のオープン前には、1300万ドル(約10億円)を投じてスタジアム周辺の環境にも配慮。洪水が発生しがちだった小川が整備され、周囲には自生の草木が生えている。観客が車から降りて川沿いの小道を歩きたくなるような空間を創り出した。世界中のスタジアムで、風力タービンや省エネ照明、リサイクル、水資源管理システムなど、エネルギーの効率利用に向けた取り組みが進んでいる。
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