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PCエンジン版『イースI・II』、80年代末頃の「ハドソン」ネタがたっぷり詰まった同人誌が電子書籍版で只今頒布中

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ハドソン中本さん(当時)の漢(おとこ)っぷりは、まんが道におけるテラさん並やでぇ〜。

PCエンジン版『イースI・II』の制作を監督した、岩崎啓眞さんが当時の制作現場の模様などを詳細に回顧した同人誌「PCエンジンCDROM版イースI・II製作メモ」が電子書籍版として、3月末まで頒布されています。

他社の看板ソフトであり、ひとつのストーリーでふたつのゲームとなってしまった『イースI・II』を再構成し、ひとつのゲームとして移植する話を綴ったこの同人誌は、当時のゲーム開発の裏側を知れる内容となっています。
 


【大きな画像や動画はこちら】
 
この同人誌は、2010年の冬コミにて頒布したものに増補改訂を加えたもので、話は1989年にハドソンの開発ルームで岩崎さんがPC88版『イースII』にどっぷりハマっていたところ、ハドソンの中本さんから「そんなにイースが面白いんだったら移植をしないか?」と話を振られたところから始まり、海外版の制作作業まで、余すところなく『イースI・II』のことが記載されています。

『イースI・II』の移植作業以外にも、岩崎さんが出入りしていた80年代末ごろの「ハドソン」のことも記されており、作者の岩崎さん曰く



「今回の増補改訂版で、イースと1988-90年ごろのハドソンについて書くことは、ほぼなくなったと思うぐらいには、全部入れたつもり。」



というほどの充実の内容。くしくも3月1日をもって、会社組織としては消滅してしまった「ハドソン」ですが、この時代はとても活気があり、札幌という地方都市で独特の企業文化を形成していたことも記されています。

本同人誌は、meroadなどで600円で頒布中。総ページ数の3分の1、90ページもある、立ち読み版も岩崎さんのブログにて公開されているので、イースファンはもちろん、ゲーム史を語る上で外せないメーカー「ハドソン」に興味がある人は要チェックです。

 
電子書籍版、イースの同人誌を出しました [Colorful Pieces of Game]

(神尾武司)

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