■離婚するか修復するか、判断のポイントは?
現在、離婚をするのか、しないのか、思い悩んでいる方はどれだけいらっしゃるでしょうか? 迷っている間は、当事者にとっては本当につらくて苦しい時間です。迷いながら真剣に夫婦の関係、離婚に向き合うのは大切なこと。離婚は人生の大きな決断ですから、迷うのは当たり前の話です。ほとんど迷いもなく即断即決してしまうことの方が、後悔しないか心配なケースといえます。
パートナーのこと、結婚生活のこと、子供のこと、経済のこと、離婚後の生活のこと、親のことなど、いろいろな側面から総合的に判断して、とことん考えてもなかなか答えを出せない場合、次のような判断要素をヒントにしてはいかがでしょうか。
■やり直せる夫婦の8つのヒント
□1:パートナーは生活費を入れている
パートナーの愛情や家庭に対する思いは、ある程度はお金で計れると思います。生活費を入れなくなったら、家庭に対する責任を放棄したのも同じこと。夫婦間に問題が持ち上がっており、関係が悪化しようとも、まだパートナーが生活費を入れているのであれば、修復の余地はあります。
□2:パートナーは家に帰って来る
パートナーが浮気をしていても、とりあえず家には帰って来る。また、喧嘩をして一時的に実家などに滞在しても、数日後には家に帰って来るのなら、修復の余地はあります。別居を始めて数カ月以上経ってしまうと、期間が長引くほど修復困難になります。
□3:パートナーは子どもをかわいがっている
子どもの存在が、一度離れた夫婦の気持ちを再び結びつけるきっかけを作ってくれることは多いものです。子どもを大切に思う気持ちが夫婦で同じなら、離婚よりも、修復にエネルギーを使うほうがよいと互いに歩み寄れるのではないでしょうか?
□4:パートナーは暴力を振るわない
命も危ぶまれるような暴力が原因で離婚を考えて迷っているのなら、 身を守ることがまず大事です。DV法に基づく対策をとって安全を確保してから離婚の道を選ぶのも、やむをえないでしょう。DV被害者にとっての離婚とは、生きるための選択ともいえるので、暴力がなければ、離婚をしなくてもまだ生きていける状態とも言えるのです。どんなに夫婦仲が悪くなっても暴力がないのであれば、修復の余地は十分あります。
□5:パートナーは浮気をしていない
浮気をしているパートナーと関係修復を図ろうとしても、パートナーが夢中になっている愛人を排除しなければなりませんから、なかなか難しく大変なことです。パートナーが浮気をしていないなら、やり方によっては夫婦関係修復への道はそれほど困難ではないと言えるでしょう。
□6:パートナーの親・きょうだいが、こちらの味方をしてくれている
明らかにパートナーに非があったり、パートナーの親たちに味方になってもらえているのなら、夫婦の間にある問題も乗り越えられる可能性は極めて高いといえます。大概、夫婦の問題が親たちに知れると、家対家の戦いになってしまい、修復できるはずの問題もできなくなってしまうことが多いのです。パートナーの親がこちらの味方なら鬼に金棒。修復の余地は十分残されているでしょう。
□7:子どもが離婚に大反対をしている
子どものために離婚を思い留まれるのなら、それに越したことはないともいえます。本当に離婚をした方がいい状況なら、子どもから離婚を勧めてくることもあるのです。ある程度以上の年齢の子どもは、自分の思いよりも親の気持ちを思って意見を言ってくれたりもします。 子どもなりに根拠があって大反対をしているはずなので、修復への道を検討することはとても重要でしょう。
□8:今の問題は一時的なものである
夫婦の間に起きている問題が長期化しているのなら、修復は困難となる可能性が高くなります。しかし、例えば突然リストラにあったことが原因で、経済不安などの事情から夫婦関係が悪化しているのであれば、十分修復できます。再就職をして落ち着けば、「あの頃は……」などと笑い合える日がきっと来ます。ピンチのときこそ、夫婦の絆を深めるチャンスになります。
離婚をするのか、修復の道をたどるのか、何度も迷うことがあるかも知れません。でも、上に挙げた状況にあてはまるなら、修復の余地はまだ残されています。「よし!修復に賭けてみよう」という気持ちになった方、がんばってください。
一方、やり直せる状況が見当たらなくても、「修復できる」と信じて努力してみることも大事。「修復の余地なし」と判断するしかなかったら、その先の「よりよい離婚」を目指してがんばっていきましょう! どの状況であれ、全力でできる限りの手を尽くすことが大事です。そうすれば、どんな結果であれ、後悔するようなことにはならないものです。
【離婚:岡野 あつこ】
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パートナーのこと、結婚生活のこと、子供のこと、経済のこと、離婚後の生活のこと、親のことなど、いろいろな側面から総合的に判断して、とことん考えてもなかなか答えを出せない場合、次のような判断要素をヒントにしてはいかがでしょうか。
■やり直せる夫婦の8つのヒント
□1:パートナーは生活費を入れている
パートナーの愛情や家庭に対する思いは、ある程度はお金で計れると思います。生活費を入れなくなったら、家庭に対する責任を放棄したのも同じこと。夫婦間に問題が持ち上がっており、関係が悪化しようとも、まだパートナーが生活費を入れているのであれば、修復の余地はあります。
□2:パートナーは家に帰って来る
パートナーが浮気をしていても、とりあえず家には帰って来る。また、喧嘩をして一時的に実家などに滞在しても、数日後には家に帰って来るのなら、修復の余地はあります。別居を始めて数カ月以上経ってしまうと、期間が長引くほど修復困難になります。
□3:パートナーは子どもをかわいがっている
子どもの存在が、一度離れた夫婦の気持ちを再び結びつけるきっかけを作ってくれることは多いものです。子どもを大切に思う気持ちが夫婦で同じなら、離婚よりも、修復にエネルギーを使うほうがよいと互いに歩み寄れるのではないでしょうか?
□4:パートナーは暴力を振るわない
命も危ぶまれるような暴力が原因で離婚を考えて迷っているのなら、 身を守ることがまず大事です。DV法に基づく対策をとって安全を確保してから離婚の道を選ぶのも、やむをえないでしょう。DV被害者にとっての離婚とは、生きるための選択ともいえるので、暴力がなければ、離婚をしなくてもまだ生きていける状態とも言えるのです。どんなに夫婦仲が悪くなっても暴力がないのであれば、修復の余地は十分あります。
□5:パートナーは浮気をしていない
浮気をしているパートナーと関係修復を図ろうとしても、パートナーが夢中になっている愛人を排除しなければなりませんから、なかなか難しく大変なことです。パートナーが浮気をしていないなら、やり方によっては夫婦関係修復への道はそれほど困難ではないと言えるでしょう。
□6:パートナーの親・きょうだいが、こちらの味方をしてくれている
明らかにパートナーに非があったり、パートナーの親たちに味方になってもらえているのなら、夫婦の間にある問題も乗り越えられる可能性は極めて高いといえます。大概、夫婦の問題が親たちに知れると、家対家の戦いになってしまい、修復できるはずの問題もできなくなってしまうことが多いのです。パートナーの親がこちらの味方なら鬼に金棒。修復の余地は十分残されているでしょう。
□7:子どもが離婚に大反対をしている
子どものために離婚を思い留まれるのなら、それに越したことはないともいえます。本当に離婚をした方がいい状況なら、子どもから離婚を勧めてくることもあるのです。ある程度以上の年齢の子どもは、自分の思いよりも親の気持ちを思って意見を言ってくれたりもします。 子どもなりに根拠があって大反対をしているはずなので、修復への道を検討することはとても重要でしょう。
□8:今の問題は一時的なものである
夫婦の間に起きている問題が長期化しているのなら、修復は困難となる可能性が高くなります。しかし、例えば突然リストラにあったことが原因で、経済不安などの事情から夫婦関係が悪化しているのであれば、十分修復できます。再就職をして落ち着けば、「あの頃は……」などと笑い合える日がきっと来ます。ピンチのときこそ、夫婦の絆を深めるチャンスになります。
離婚をするのか、修復の道をたどるのか、何度も迷うことがあるかも知れません。でも、上に挙げた状況にあてはまるなら、修復の余地はまだ残されています。「よし!修復に賭けてみよう」という気持ちになった方、がんばってください。
一方、やり直せる状況が見当たらなくても、「修復できる」と信じて努力してみることも大事。「修復の余地なし」と判断するしかなかったら、その先の「よりよい離婚」を目指してがんばっていきましょう! どの状況であれ、全力でできる限りの手を尽くすことが大事です。そうすれば、どんな結果であれ、後悔するようなことにはならないものです。
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