M・スコセッシ、クリントン米元大統領の伝記ドキュメンタリーを監督

　大御所監督マーティン・スコセッシがHBOと組み、ビル・クリントン米元大統領のドキュメンタリー映画を製作・監督することになった。

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　この作品では、クリントン元大統領の全面的協力を得て、彼独自の歴史観や政治手法、文化や世界観が描かれることになる。

　監督とプロデューサーを兼任するスコセッシ監督は、「今もって世界のあらゆる課題に対し大きな発言力を持っているクリントン元大統領は、アメリカ国内のみならず世界的に政治的な見解を発信し続けています。彼との親密な会話を経て、この素晴らしい人物に関する深い洞察を視聴者の皆さんに提供できることを期待しています」とコメントを寄せている。

　また、クリントン元大統領も「伝説的な映画監督であるマーティン・スコセッシ氏とHBOが私のドキュメンタリーを製作してくださることを光栄に思います。大統領時代の経験とその後の活動を皆さんと共有できることを楽しみにしています」と語っている。

　スコセッシ監督は、古くから民主党支持者で、クリントン元大統領の妻ヒラリー・クリントンの2000年と2006年の上院選挙の折も強い支持を表すなど、クリントン家とのつながりも深い。

　またHBOとはこれまでドキュメンタリー映画「Public Speaking（原題）」（10）、エミー賞受賞のドキュメンタリー映画「ジョージ・ハリスン／リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」（11）、エミー賞受賞TVシリーズ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」を手掛けており、これが4回目のコラボレーションとなる。（後藤ゆかり）

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