仕事をしていると、本人の評価と周りの評価がズレてしまっている人に出会うことがある。例えば本人は良い仕事をしていると思っているのに、上司からの評価はあまり高くなかったり、またその逆だったり。こうしたズレはなぜ起きてしまうのだろうか?
「そのような人には相手の言葉を真に受けない傾向があると思います。また、自分を客観的に見つめ、自らの評価を改めるのはとてもエネルギーがいることですから、知らぬ間にその作業を避けてしまい、自己評価と他者評価にズレが生じてしまうのかもしれません」
お答えいただいたのは東京メンタルヘルス・カウンセリングセンターの玉井仁さん。このようなズレが原因となり転職を繰り返したり、精神的にダメージを受けたりする人も増えているとのこと。ならば、なかなか難しいとは思うが、このような傾向を本人が改めていくことはできるのだろうか?
「簡単ではありませんが、大切なのは自分の評価を考えるとき、知人を10人思い浮かべて、その人たちが全員自分と同じ評価を下すかイメージしてみることでしょう。絶対に自分が正しいと思っても必ず考えてください。また、『1人のときはネガティブになりやすい』など、自分の考え方の傾向やクセを知っておくことも重要ですね」(玉井さん)
自己評価のズレを自分で直すのは容易ではないだろうが、常に客観視するよう意識だけはしておきたいところ。では、自己評価がズレている人に対して周囲の人はどのように接するべきだろうか? 他人からの評価を素直に受けとめてもらいたいときもあるのだが…。
「まず、人物評価は人によって異なるのが当たり前だと認識すること。それを踏まえたうえで、なるべくデータや数値を使って評価を伝えましょう。相手が認めざるを得ないデータを出すことが重要です。ただし、それで納得したとしても、しばらく経つとまた戻ってしまうので、トレーニングのように定期的に続けてください」(同)
自己評価と他者評価のズレに気付いたとしても、一度くらいで考え方が抜本的に変わることはない。とにもかくにも、根気強さが大切ということだ。
(河合力)
(R25編集部)
他人と自分の評価ズレやすい人は?はコチラ
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております
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自己評価と他者評価のズレに気付いたとしても、一度くらいで考え方が抜本的に変わることはない。とにもかくにも、根気強さが大切ということだ。
(河合力)
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