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日に日に、肌寒い日が多くなり、本格的な冬の到来も目前まで迫ってきました。
やはり今年も気になるのはインフルエンザ対策ですよね。
なんと、インフルエンザウィルスを死滅させることのできる成分が、沖縄に自生する、「センダン」という植物に含まれていて、既に製品化されているようですよ。
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日本感染症学会の研究発表によると、インフルエンザウィルスをこの「センダン」の抽出液に浸したところ、全てのウィルスが死滅したそうです。
インフルエンザウィルスの本体(ウィルス粒子)には、「スパイク」というトゲトゲが生えていて、そのトゲトゲで吸着するのですが、これに「センダン」の抽出液を加えると、トゲが消え、ウィルス粒子の一部が壊れるので、ウィルスが死滅したことを意味するのだそうです。
スパイクの無いウィルスは人の体内に入っても細胞に付着も増殖も出来ないので、インフルエンザに罹ることはないのだそう。
そして、インフルエンザは空気感染が主体なので、刺激臭が無く、無害で安全性が確認された成分を使い空間消毒するのが良いそうです。自然の植物を使い、副作用が全く無い「センダン抽出液」は、正にうってつけと言えそうです。
気になるこの「センダン抽出液」の開発者なのですが、元国立感染症研究所の呼吸器系ウイルス研究室長や、WHOインフルエンザ・呼吸器系ウイルス協力センター長などを歴任した、生物資源研究所の根路銘(ねろめ)国昭所長です。
根路銘氏には、数々の逸話があり、欧米主体のWHOの体制に訴えかけ、日本にアジア太平洋地域のインフルエンザ・センターを設立させたり、アメリカの製薬メーカーの意向を受けた学者が力を持つWHOで、日本人が新開発の生ワクチンのモルモットにされるのを防いだりと、なんとも心意気のある方なのです。
さて、そんな根路銘氏が開発した訳ですから、「センダン」が頼れる存在であることはまず間違いなさそうですが、やはり、インフルエンザ対策として1番大切なことは、自分自身の免疫力を高めることのようですよ。
[ブログ人、医学ちょっといい話12「根路銘国昭氏の話」]
(龍野恵里子)
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