全世界で1億部を超える大人気児童書シリーズを長編アニメーション化した、『マジック・ツリーハウス』の原作者メアリー・ポープ・オズボーン女史が、映画化への想いを語った。
本作は、不思議な小屋“マジック・ツリーハウス”を森の中で発見した仲良し兄妹のジャックとアニーが、時空を超えて本の世界へ飛び込み、冒険を繰り広げていく夢と魔法とスリルいっぱいのファンタジー。「この20年間、要請は何度もありましたが、今回の作品が映画化に合意した初めての作品です」と経緯を説明するオズボーン氏。4年前、日本の製作サイドから熱烈オファーを受け、「イラストのイメージが、原作の世界観にピッタリでした」と映画化を了承。完成版を観た際には、「ジャックとアニーの表情や動作、その関係性、音響、すべてがドラマティックでした！」と自身も納得のいく仕上がりに感激したという。
“好奇心を忘れない”など人が大人になると忘れがちなマインドを再認識させてくれるテーマが特徴的で、「ストーリーアイデアは、世界各国の子どもたちと触れ合う中で生まれることがあり、直接子どもたちからアイデアをもらうこともありますよ（笑）」と子どもたちからインスパイアされることが多いことを教えてくれたオズボーン氏。その触れ合いは、「子どもたちには、いつまでも想像力を持ち続けていてほしい」という深い愛情によるもので、そこで得たヒントを今度は作中へと反映していく。「すべての子どもたちに、自分だけの“マジック・ツリーハウス”を持ってほしいのです」と作り手としての想いを語った。
今回の映画版も、もちろんオズボーン氏の精神は継承されている。「そうです。わたしが愛する“マジック・ツリーハウス”のスピリットがすべて表現されています。ぜひ子どもたちもこの映画を観て、勇気や優しさ、好奇心を養って成長していってほしいと思います。子どもたちを連れて、映画館で旅へと出ましょう！」と最後にメッセージを寄せてくれた。
映画『マジック・ツリーハウス』は、2012年1月7日（土）より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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