受験は、誰もが経験する初めての試練ではないでしょうか。合格するか落ちるか、結果はどちらかしかありません。いくら頑張っても結果がダメならダメ。残酷な判定が下されますから、結果を受け入れる勇気も必要になります。
受験にまつわる思い出を聞いてみました。
調査期間:2012/1/25~2012/2/3
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 862件(ウェブログイン式)
■受験経験について教えてください(複数回答可)
小学校 3.3%
中学校 14.5%
高校 79.8%
大学 77.5%
短大 3.8%
専門学校 5.3%
※有効回答:862
高校受験の方が若干多いです……ほぼ同数(高校受験659回答:大学受験640回答)ですね。高校、大学受験は約8割の人が経験する「試練の場」であるわけです。
次に、受験に関する思い出、苦しかったこと、うれしかったこと、感動したことを聞いてみました。
■小学校受験のときは幼稚園でほかに受験する人がいなくて自分だけ遊べなくて嫌だった(神奈川県/女性/26歳
3.3%の人が小学校受験を経験していますが、本人はツライでしょうね。ほかの子供たちはまだ遊び回ってるんですから。
■中学受験も大学受験も辛かったが、良い仲間ができたからいい思い出(埼玉県/女性/29歳)
中学受験の経験者は14.5%でした。不肖・谷も中学受験経験者です。受けたところ全部落っこちて公立に通いましたが……。ツラかったです。なにせ小学生なんで、落ちたという自分のダメさ加減を受け入れられないんですね。自分を肯定することがなかなかできない。二度とイヤですね。
■中学1年生から塾に通い、志望校合格のために頑張ったが、結局滑り止めの学校にしか受からず泣きはらしたこと(東京都/女性/27歳)
■高校受験が一番屈辱でした(北海道では)公立高に受かった人は立派だという感じなので、失敗した時はショックだった(北海道/女性/30歳)
北海道はそうなのでしょうか。高校受験も切ないですよ。落っこちると、中学生がその「自らの失敗」を受け止めないとならないですから。
■高校入試当日に生理がきて、おなかが痛い中、試験を受けたこと(愛知県/女性/25歳)
当日そんな事態になっても負けるわけにはいかない、と。誰も助けてくれないですからね。
受験と言えば学習塾! 勉強のために塾に通うのももはや当然ですが、
■塾が嫌でにげだした(東京都/男性/25歳)
という人がいるかと思えば……
■塾に好きな人がいたから楽しかった(東京都/女性/25歳)
という方もおられます。なにか楽しいことがちょっとでもあれば塾通いもまたよし、なのですが。
受験のストレスは強烈なものらしく、
■受験のストレスで過食になり、太っていくのがわかっていたがやめられずつらかった(東京都/女性/24歳)
これは大変によくわかりますね。ストレスを根本的に解消するには受験を突破するしかないんです。
精神状態はやっぱり不安定になります。
■どこも受からなかったらどうしよう、と常に不安だった(埼玉県/女性/29歳)
ツライのは自分だけではなくて……、
■自分より家族がピリピリしていて辛かった(東京都/女性/47歳)
そうなんですよ。家族にもストレスがかかるんですよね。だんだんピリピリが移っていくんですよね。
しかし、「ここで頑張らないでどうするんだ!」と奮起してみんな勉強するわけです。その頑張りたるや、一生誇れるほどで……。
■大学受験の時には、正月も電車で予備校に行き勉強していた。1日12時間くらい勉強していて、あれほど勉強したことはあれ以来ない(広島県/男性/34歳)
■使いすぎて、試験前日に参考書がふたつに割れた(埼玉県/女性/24歳)
当時は、不吉……とお思いでしたでしょうが、あとから振り返れば「あれだけやれたんだから」という自信になるでしょう。
そういえば、受験と言えば模擬試験略して、「模試」もあります。志望校に合格する率は……なんていう数字が非情にもパシっと出ます。しかし! そんなモノをもひっくり返す力を人間は持っているのです。
■合格率5%未満の大学を志望していて、誰も期待してなかったのに、実際合格できた(福岡県/女性/25歳)
■D判定だったが、勉強してB判定まで伸びて、合格できた(千葉県/男性/29歳)
■絶対落ちると言われていた大学に受かった(愛知県/女性/33歳)
どんでん返し! ジャイアントキリングです。これは気持ちが良かったでしょうね。
受験の間は結果が出るまでジリジリと時間が過ぎていくものです。
■受験発表が卒業式の次だったので、ドキドキして、卒業式は泣けなかった(京都府/女性/27歳)
■大学は後期で最後の最後に受かった(栃木県/女性/25歳)
結果が出るまでは本当に「気持ちがもやもや」してるものです。「早く終わらないかなー」とそればっかり考えますねね。
受験では、思わぬ喜びもありまして、
■ホテルに泊まれた(和歌山県/男性/37歳)
遠隔地を受験すると泊まらなければなりません。受験の際に初めてひとりで旅に出た、という人は結構多いかもしれませんね。
一方で思わぬ不幸もあるもので……。
■大学受験1週間前に彼女に振られたこと(福岡県/男性/29歳)
これはツライ! なぜそんな狙ったようなタイミングで彼女はこの人を振ったのでしょうか。この男性は、受験は大丈夫だったのでしょうか。
親のありがたみを知るのも、やはりこの受験ではないでしょうか。
■親が夜食を作ってくれたこと(東京都/男性/28歳)
定番ですが、誠にありがたい話です。鍋焼きうどんなんか、消化に良くてありがたいですな。
■大学受験で東京に試験を受けに行った。新幹線に乗る前にお弁当を母親が持たせてくれて、新幹線の中で食べようとすると手紙が入っていた。「○○(私)ならできるよ」といったような内容で、ひとりで東京に行くことの不安や受験の怖さもあってすごく泣けてきた。というかいま思い出しても泣ける(大阪府/女性/29歳)
これは本当にイイ話ですね。温かい気持ちになります。
受験で感動するのは、やはり……。
■感動したことは合格したこと(静岡県/女性/30歳)
これに尽きるでしょう。目的を無事達成したとき、「やった」という気持ち、「終わった」という解放感。万感の思いがこみ上げますね。
■第一志望の高校の推薦受験で合格することができ、合格を知らせたら母親がうれし泣きをしていて感動した(埼玉県/男性/27歳)
親が自分のことのように一緒に喜んでくれるのもありがたいですな。
■面接会場で見かけた知的な美少女が、入学して一番の友達になった(滋賀県/女性/29歳)
入学したらしたで、こんな風な喜びがあることも……。受験シーズンは人生でも苦しい季節ですが、クリアすることで大きな自信を人にもたらします。
冬きたりなば春遠からじ、でございます。
(谷門太@dcp)
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受験にまつわる思い出を聞いてみました。
調査期間:2012/1/25~2012/2/3
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 862件(ウェブログイン式)
■受験経験について教えてください(複数回答可)
小学校 3.3%
中学校 14.5%
高校 79.8%
大学 77.5%
短大 3.8%
専門学校 5.3%
※有効回答:862
高校受験の方が若干多いです……ほぼ同数(高校受験659回答:大学受験640回答)ですね。高校、大学受験は約8割の人が経験する「試練の場」であるわけです。
次に、受験に関する思い出、苦しかったこと、うれしかったこと、感動したことを聞いてみました。
■小学校受験のときは幼稚園でほかに受験する人がいなくて自分だけ遊べなくて嫌だった(神奈川県/女性/26歳
3.3%の人が小学校受験を経験していますが、本人はツライでしょうね。ほかの子供たちはまだ遊び回ってるんですから。
■中学受験も大学受験も辛かったが、良い仲間ができたからいい思い出(埼玉県/女性/29歳)
中学受験の経験者は14.5%でした。不肖・谷も中学受験経験者です。受けたところ全部落っこちて公立に通いましたが……。ツラかったです。なにせ小学生なんで、落ちたという自分のダメさ加減を受け入れられないんですね。自分を肯定することがなかなかできない。二度とイヤですね。
■中学1年生から塾に通い、志望校合格のために頑張ったが、結局滑り止めの学校にしか受からず泣きはらしたこと(東京都/女性/27歳)
■高校受験が一番屈辱でした(北海道では)公立高に受かった人は立派だという感じなので、失敗した時はショックだった(北海道/女性/30歳)
北海道はそうなのでしょうか。高校受験も切ないですよ。落っこちると、中学生がその「自らの失敗」を受け止めないとならないですから。
■高校入試当日に生理がきて、おなかが痛い中、試験を受けたこと(愛知県/女性/25歳)
当日そんな事態になっても負けるわけにはいかない、と。誰も助けてくれないですからね。
受験と言えば学習塾! 勉強のために塾に通うのももはや当然ですが、
■塾が嫌でにげだした(東京都/男性/25歳)
という人がいるかと思えば……
■塾に好きな人がいたから楽しかった(東京都/女性/25歳)
という方もおられます。なにか楽しいことがちょっとでもあれば塾通いもまたよし、なのですが。
受験のストレスは強烈なものらしく、
■受験のストレスで過食になり、太っていくのがわかっていたがやめられずつらかった(東京都/女性/24歳)
これは大変によくわかりますね。ストレスを根本的に解消するには受験を突破するしかないんです。
精神状態はやっぱり不安定になります。
■どこも受からなかったらどうしよう、と常に不安だった(埼玉県/女性/29歳)
ツライのは自分だけではなくて……、
■自分より家族がピリピリしていて辛かった(東京都/女性/47歳)
そうなんですよ。家族にもストレスがかかるんですよね。だんだんピリピリが移っていくんですよね。
しかし、「ここで頑張らないでどうするんだ!」と奮起してみんな勉強するわけです。その頑張りたるや、一生誇れるほどで……。
■大学受験の時には、正月も電車で予備校に行き勉強していた。1日12時間くらい勉強していて、あれほど勉強したことはあれ以来ない(広島県/男性/34歳)
■使いすぎて、試験前日に参考書がふたつに割れた(埼玉県/女性/24歳)
当時は、不吉……とお思いでしたでしょうが、あとから振り返れば「あれだけやれたんだから」という自信になるでしょう。
そういえば、受験と言えば模擬試験略して、「模試」もあります。志望校に合格する率は……なんていう数字が非情にもパシっと出ます。しかし! そんなモノをもひっくり返す力を人間は持っているのです。
■合格率5%未満の大学を志望していて、誰も期待してなかったのに、実際合格できた(福岡県/女性/25歳)
■D判定だったが、勉強してB判定まで伸びて、合格できた(千葉県/男性/29歳)
■絶対落ちると言われていた大学に受かった(愛知県/女性/33歳)
どんでん返し! ジャイアントキリングです。これは気持ちが良かったでしょうね。
受験の間は結果が出るまでジリジリと時間が過ぎていくものです。
■受験発表が卒業式の次だったので、ドキドキして、卒業式は泣けなかった(京都府/女性/27歳)
■大学は後期で最後の最後に受かった(栃木県/女性/25歳)
結果が出るまでは本当に「気持ちがもやもや」してるものです。「早く終わらないかなー」とそればっかり考えますねね。
受験では、思わぬ喜びもありまして、
■ホテルに泊まれた(和歌山県/男性/37歳)
遠隔地を受験すると泊まらなければなりません。受験の際に初めてひとりで旅に出た、という人は結構多いかもしれませんね。
一方で思わぬ不幸もあるもので……。
■大学受験1週間前に彼女に振られたこと(福岡県/男性/29歳)
これはツライ! なぜそんな狙ったようなタイミングで彼女はこの人を振ったのでしょうか。この男性は、受験は大丈夫だったのでしょうか。
親のありがたみを知るのも、やはりこの受験ではないでしょうか。
■親が夜食を作ってくれたこと(東京都/男性/28歳)
定番ですが、誠にありがたい話です。鍋焼きうどんなんか、消化に良くてありがたいですな。
■大学受験で東京に試験を受けに行った。新幹線に乗る前にお弁当を母親が持たせてくれて、新幹線の中で食べようとすると手紙が入っていた。「○○(私)ならできるよ」といったような内容で、ひとりで東京に行くことの不安や受験の怖さもあってすごく泣けてきた。というかいま思い出しても泣ける(大阪府/女性/29歳)
これは本当にイイ話ですね。温かい気持ちになります。
受験で感動するのは、やはり……。
■感動したことは合格したこと(静岡県/女性/30歳)
これに尽きるでしょう。目的を無事達成したとき、「やった」という気持ち、「終わった」という解放感。万感の思いがこみ上げますね。
■第一志望の高校の推薦受験で合格することができ、合格を知らせたら母親がうれし泣きをしていて感動した(埼玉県/男性/27歳)
親が自分のことのように一緒に喜んでくれるのもありがたいですな。
■面接会場で見かけた知的な美少女が、入学して一番の友達になった(滋賀県/女性/29歳)
入学したらしたで、こんな風な喜びがあることも……。受験シーズンは人生でも苦しい季節ですが、クリアすることで大きな自信を人にもたらします。
冬きたりなば春遠からじ、でございます。
(谷門太@dcp)
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