平日を都心で、休日を田舎で過ごす。「二地域居住」と呼ばれるライフスタイルに憧れを持つ人も少なくないだろう。こうしたニーズに対し、最近では地方の「お手頃物件」を紹介するwebサイトも登場している。
今年3月にオープンした「休日不動産」は、地方の別荘に特化した不動産情報サイト。伊豆を中心に350万~8500万円まで幅広い価格帯の別荘を紹介している(2012年4月26日時点)。「海が見える」「山のある暮らし」「温泉つき」「ザ・豪邸」など様々な条件で検索ができ、一つひとつの物件が写真と詳細なコメントで丁寧に紹介されているため、イメージが湧きやすい。
同サイトを運営するのは、不動産プロデュース事業を手掛けるCityLightsとデザイン・ブランディングのセイタロウデザイン。担当の荒井昌岳さんはその狙いについて「伊豆に限らず、現在全国のリゾート地にはバブル期に建てられた別荘が数多く売りに出されています。築年数は経過していても、まだまだ十分に魅力的な物件はありますし、価格もリーズナブルなのにあまり知られていません。そこで、こうした地方物件の魅力を豊富な写真とレポートで紹介する『休日不動産』を作ったんです」と語る。
まだ成約例はないが、問い合わせは徐々に増えているという。やはり「休日を楽しむためのセカンドハウスとして利用したい」という声が多いようだ。
「都心に拠点を持ちながら、休日は羽を伸ばすために『週末の別荘』を持ちたいというニーズは多いようです。こうした別荘は金銭的に余裕のあるシニアのためのものと思われがちですが、数百万円というリーズナブルな価格帯の物件もあるので、最近では若い人が購入するケースもあります」(荒井さん)
気になるのは維持費だが、温泉がある場合は月々の「温泉使用料」、別荘分譲地に指定されている地域は「管理費」がかかる場合がある。料金は地域によって異なり、伊豆高原だと相場は合計で月2万円から3万円だという。これに加え、内装のリノベーションやメンテナンスにかかる費用、固定資産税などがかかってくるため、それなりのランニングコストは覚悟する必要がありそうだ。
「でも、コストを安く抑える方法もありますよ。リノベーションも本格的にやろうと思ったらそれこそ数百万円かかる場合もありますが、ホームセンターで資材を購入し、自分でセルフリノベーションをすれば大幅にコストを圧縮できます。サイトでも『休日不動産リノベーションルーム』を設けて、リノベーションへの問い合わせに応えていく予定です。また、使わない時は、他の人に貸し出す事で有効活用し、維持管理にかかる費用などを作るという考えもあります。今は、家もオフィスもシェアする時代なので、共同購入でシェアするという考えもありますね。シェアの場合や、購入後に貸し出したいという場合は、休日不動産がサイト上で募集するなど、サポートできる環境を用意していきたいと思っています。」(同)
現在「休日不動産」が取り扱うのは伊豆の物件が中心だが、今後は扱うエリアを拡大していく予定。鎌倉や葉山、軽井沢、那須をはじめとし、リゾート地と限定することなく休日を過ごすにふさわしいロケーションがあれば、山や島も含め日本全国に可能性はあるとのことだ。憧れの別荘ライフを本気で検討してみるのもアリかもしれない。
(榎並紀行)
(R25編集部)
別荘専用の物件情報サイトが登場はコチラ
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております
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同サイトを運営するのは、不動産プロデュース事業を手掛けるCityLightsとデザイン・ブランディングのセイタロウデザイン。担当の荒井昌岳さんはその狙いについて「伊豆に限らず、現在全国のリゾート地にはバブル期に建てられた別荘が数多く売りに出されています。築年数は経過していても、まだまだ十分に魅力的な物件はありますし、価格もリーズナブルなのにあまり知られていません。そこで、こうした地方物件の魅力を豊富な写真とレポートで紹介する『休日不動産』を作ったんです」と語る。
まだ成約例はないが、問い合わせは徐々に増えているという。やはり「休日を楽しむためのセカンドハウスとして利用したい」という声が多いようだ。
「都心に拠点を持ちながら、休日は羽を伸ばすために『週末の別荘』を持ちたいというニーズは多いようです。こうした別荘は金銭的に余裕のあるシニアのためのものと思われがちですが、数百万円というリーズナブルな価格帯の物件もあるので、最近では若い人が購入するケースもあります」(荒井さん)
気になるのは維持費だが、温泉がある場合は月々の「温泉使用料」、別荘分譲地に指定されている地域は「管理費」がかかる場合がある。料金は地域によって異なり、伊豆高原だと相場は合計で月2万円から3万円だという。これに加え、内装のリノベーションやメンテナンスにかかる費用、固定資産税などがかかってくるため、それなりのランニングコストは覚悟する必要がありそうだ。
「でも、コストを安く抑える方法もありますよ。リノベーションも本格的にやろうと思ったらそれこそ数百万円かかる場合もありますが、ホームセンターで資材を購入し、自分でセルフリノベーションをすれば大幅にコストを圧縮できます。サイトでも『休日不動産リノベーションルーム』を設けて、リノベーションへの問い合わせに応えていく予定です。また、使わない時は、他の人に貸し出す事で有効活用し、維持管理にかかる費用などを作るという考えもあります。今は、家もオフィスもシェアする時代なので、共同購入でシェアするという考えもありますね。シェアの場合や、購入後に貸し出したいという場合は、休日不動産がサイト上で募集するなど、サポートできる環境を用意していきたいと思っています。」(同)
現在「休日不動産」が取り扱うのは伊豆の物件が中心だが、今後は扱うエリアを拡大していく予定。鎌倉や葉山、軽井沢、那須をはじめとし、リゾート地と限定することなく休日を過ごすにふさわしいロケーションがあれば、山や島も含め日本全国に可能性はあるとのことだ。憧れの別荘ライフを本気で検討してみるのもアリかもしれない。
(榎並紀行)
(R25編集部)
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