■あの人の結婚観は？
結婚は一生を左右する人生最大のイベントの一つ。昨今は、離婚が日常茶飯事で、いつでも、やり直しがきくとは言え、その過程においては、多大なエネルギーと時間が消費されてしまう可能性も否めません。婚活ブームの流れに任せて、なんとなく結婚してみるのも、もちろんありだと思いますが、後々のことを考えれば、思慮深く行動するに越したことはありません。
昔から、「備えあれば憂い無し」と言われますが、結婚も同じこと。こころの準備は十分にしておきたいものです。そのために最も大切なことの一つに、あなたのパートナーがこころの奥底に抱いている結婚観を知っておくことがあげられます。どんなに愛しあっていても、お互いの認識のずれが、スタート時点から、つまずく原因になってしまうこともあるからです。
ここでは、あの人の深層心理に隠された結婚観を探ってみます。
■あの人の深層心理が語る結婚観とは
パートナーの結婚観を探るために、次のテストを受けてもらいましょう。テストの目的は明かさないでください。あまり深く考えず、素直に自分に最もフィットする選択肢を選ぶように伝えましょう。
背景:今、あなたは、美しい湖畔の前にたたずんでいます。湖畔の向こう岸にはとても美しいお城が見えます。お城の中には、あなたが理想とするパートナーがあなたを待っています。お城に行くためには、湖畔を船で渡る必要がありますが、あなたの目前には、黄金の船に乗った船頭さんが控えています。あなたは、向こう岸に渡るために、船頭さんと駆け引きをする必要があります。
それでは、早速質問です。
質問1)船に乗せてあげる代わりに、船頭さんがあなたに要求したものは？
ア、帽子
イ、靴
ウ、服
質問2)湖畔の中心付近に到達したころ、あなたは、船に穴が開いていることに気がつきました。穴から水がどんどん入り込んで来ています。そのとき、あなたは？
ア、船を降りて泳ぐ
イ、穴をふさぐ努力をする
ウ、船頭に早くこぐように言う
質問3)努力の甲斐あって、やっと向こう岸にたどりつきました。そのときあなたは？
ア、もう二度とこんな経験はしたくない！
イ、大変だったが刺激的で面白かった！
ウ、もう一度渡ってみよう！
■深層心理から見たあの人の結婚観は？
それでは、解答に対する解説を見てゆきましょう。このテストでは、黄金の船はその人自身。湖畔は人生。ともに湖畔を渡る船頭さんは配偶者。向こう岸のお城は人生における目的を象徴しています。
□質問1
湖畔を渡る代償として、あきらめなくてはならないものは、結婚することによって人生においてあきらめなくてはならないと無意識で恐れている事柄です。
アを選択した場合。帽子は「自己主張」を表します。すなわち、あの人は結婚したら、今までのように好き勝手に振る舞うことはできずに、あなたに合わせなくてはならないと強く感じています。
イを選択した場合。靴は「お金」を表します。あの人は、結婚することで、独身貴族の身分を捨て去り、自分の自由になるお金を失ってしまうことを最も恐れています。
ウを選択した場合。服は恋人を象徴します。船頭さんに服を渡してしまうことで、あの人は、自由に自分の好きな服を選ぶことができません。つまり、自由な恋愛ができなくなってしまうことを最も恐れています。
□質問2
自分自身である船に穴があいてしまいます。つまり、あの人のこころに穴が開いてしまったとき(=配偶者との関係が危機に直面したとき)の対処方法を知ることができます。
アの「船を降りて泳ぐ」を選択した場合。あの人は過去の関係に対する未練は持ちません。それまでの結婚にはあっさりと見切りをつけることができそうです。
イの「穴をふさぐ努力をする」を選択した場合。あの人は、二人で協力しながらなんとか解決策を見つけて、現状維持を図ることでしょう。
ウの「船頭に早くこぐように言う」を選択した場合。あの人は、自分では何もしないで、相手に文句ばかり。相手がよほどできたしっかりした人で無い限り、結婚生活の維持は難しいかもしれません。
□質問3
人生の最後に抱く結婚に対する感想。それは、現在結婚に対して抱いているイメージと言い換えることもできます。
アの「もう二度とこんな経験はしたくない！」を選択した場合は、結婚に対する否定的なイメージがこころのどこかに潜んでいるようです。
イの「大変だったが刺激的で面白かった！」を選択した場合は、結婚に対する好奇心が旺盛。楽しい結婚生活を思い描いているのでしょう。
ウの「もう一度渡ってみよう！」を選択した場合は、結婚するのは当然のこと。独身のままでいる自分の姿は想像もできないことでしょう。
いかがでしたか？ テストの結果を参考にしながら、この機会にもう一度、お互いの結婚に対するスタンスを見直してみるのも必要かもしれません。
【恋愛：永瀬 久嗣】
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昔から、「備えあれば憂い無し」と言われますが、結婚も同じこと。こころの準備は十分にしておきたいものです。そのために最も大切なことの一つに、あなたのパートナーがこころの奥底に抱いている結婚観を知っておくことがあげられます。どんなに愛しあっていても、お互いの認識のずれが、スタート時点から、つまずく原因になってしまうこともあるからです。
ここでは、あの人の深層心理に隠された結婚観を探ってみます。
■あの人の深層心理が語る結婚観とは
パートナーの結婚観を探るために、次のテストを受けてもらいましょう。テストの目的は明かさないでください。あまり深く考えず、素直に自分に最もフィットする選択肢を選ぶように伝えましょう。
背景:今、あなたは、美しい湖畔の前にたたずんでいます。湖畔の向こう岸にはとても美しいお城が見えます。お城の中には、あなたが理想とするパートナーがあなたを待っています。お城に行くためには、湖畔を船で渡る必要がありますが、あなたの目前には、黄金の船に乗った船頭さんが控えています。あなたは、向こう岸に渡るために、船頭さんと駆け引きをする必要があります。
それでは、早速質問です。
質問1)船に乗せてあげる代わりに、船頭さんがあなたに要求したものは？
ア、帽子
イ、靴
ウ、服
質問2)湖畔の中心付近に到達したころ、あなたは、船に穴が開いていることに気がつきました。穴から水がどんどん入り込んで来ています。そのとき、あなたは？
ア、船を降りて泳ぐ
イ、穴をふさぐ努力をする
ウ、船頭に早くこぐように言う
質問3)努力の甲斐あって、やっと向こう岸にたどりつきました。そのときあなたは？
ア、もう二度とこんな経験はしたくない！
イ、大変だったが刺激的で面白かった！
ウ、もう一度渡ってみよう！
■深層心理から見たあの人の結婚観は？
それでは、解答に対する解説を見てゆきましょう。このテストでは、黄金の船はその人自身。湖畔は人生。ともに湖畔を渡る船頭さんは配偶者。向こう岸のお城は人生における目的を象徴しています。
□質問1
湖畔を渡る代償として、あきらめなくてはならないものは、結婚することによって人生においてあきらめなくてはならないと無意識で恐れている事柄です。
アを選択した場合。帽子は「自己主張」を表します。すなわち、あの人は結婚したら、今までのように好き勝手に振る舞うことはできずに、あなたに合わせなくてはならないと強く感じています。
イを選択した場合。靴は「お金」を表します。あの人は、結婚することで、独身貴族の身分を捨て去り、自分の自由になるお金を失ってしまうことを最も恐れています。
ウを選択した場合。服は恋人を象徴します。船頭さんに服を渡してしまうことで、あの人は、自由に自分の好きな服を選ぶことができません。つまり、自由な恋愛ができなくなってしまうことを最も恐れています。
□質問2
自分自身である船に穴があいてしまいます。つまり、あの人のこころに穴が開いてしまったとき(=配偶者との関係が危機に直面したとき)の対処方法を知ることができます。
アの「船を降りて泳ぐ」を選択した場合。あの人は過去の関係に対する未練は持ちません。それまでの結婚にはあっさりと見切りをつけることができそうです。
イの「穴をふさぐ努力をする」を選択した場合。あの人は、二人で協力しながらなんとか解決策を見つけて、現状維持を図ることでしょう。
ウの「船頭に早くこぐように言う」を選択した場合。あの人は、自分では何もしないで、相手に文句ばかり。相手がよほどできたしっかりした人で無い限り、結婚生活の維持は難しいかもしれません。
□質問3
人生の最後に抱く結婚に対する感想。それは、現在結婚に対して抱いているイメージと言い換えることもできます。
アの「もう二度とこんな経験はしたくない！」を選択した場合は、結婚に対する否定的なイメージがこころのどこかに潜んでいるようです。
イの「大変だったが刺激的で面白かった！」を選択した場合は、結婚に対する好奇心が旺盛。楽しい結婚生活を思い描いているのでしょう。
ウの「もう一度渡ってみよう！」を選択した場合は、結婚するのは当然のこと。独身のままでいる自分の姿は想像もできないことでしょう。
いかがでしたか？ テストの結果を参考にしながら、この機会にもう一度、お互いの結婚に対するスタンスを見直してみるのも必要かもしれません。
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