6月4日から9日まで仏アヌシーで開催される、第34回アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門のラインナップが4月25日(現地時間)に発表され、日本から「アシュラ」と「星を追う子ども」が入った。
今年の同映画祭に出品される長編アニメーションは計82本。その中から最高賞(グランプリ)のクリスタル賞を競うコンペティション部門に10本が選出され、うち2本が日本作品となった。「アシュラ」はジョージ秋山が1970年に発表した同名漫画の映画化で、室町時代の京都を舞台に、高僧アシュラの壮絶な少年期を描く作品。昨年、TVシリーズ「TIGER & BUNNY」が大ヒットしたさとうけいいち監督が手がけており、今秋全国公開予定。「星を追う子ども」は、「ほしのこえ」など個人制作のデジタルアニメーションで注目された新海誠監督のSFジュブナイルで、昨年5月に公開された。
また、アウトオブコンペティション部門には8本がラインナップ。すでに発表されていた「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」(窪岡俊之監督)に加え、現在公開中の「ももへの手紙」(沖浦啓之監督)も同部門での公式上映が決まった。
アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立するかたちで設立され、毎年6月に開催。現在では世界最大のアニメーション映画祭として国際的に知られている。過去の日本作品では、長編部門で宮崎駿監督の「紅の豚」と高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」がグランプリを受賞。細田守監督の「時をかける少女」が特別賞、原恵一監督の「カラフル」が特別賞と観客賞を受賞している。同映画祭は短編部門も有名で、米アカデミー賞でも評価された山村浩二監督の「頭山」と加藤久仁生監督の「つみきのいえ」がグランプリに輝いている。
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「星を追う子ども」(C)Makoto Shinkai/CMMMY
今年の同映画祭に出品される長編アニメーションは計82本。その中から最高賞(グランプリ)のクリスタル賞を競うコンペティション部門に10本が選出され、うち2本が日本作品となった。「アシュラ」はジョージ秋山が1970年に発表した同名漫画の映画化で、室町時代の京都を舞台に、高僧アシュラの壮絶な少年期を描く作品。昨年、TVシリーズ「TIGER & BUNNY」が大ヒットしたさとうけいいち監督が手がけており、今秋全国公開予定。「星を追う子ども」は、「ほしのこえ」など個人制作のデジタルアニメーションで注目された新海誠監督のSFジュブナイルで、昨年5月に公開された。
また、アウトオブコンペティション部門には8本がラインナップ。すでに発表されていた「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」(窪岡俊之監督)に加え、現在公開中の「ももへの手紙」(沖浦啓之監督)も同部門での公式上映が決まった。
アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立するかたちで設立され、毎年6月に開催。現在では世界最大のアニメーション映画祭として国際的に知られている。過去の日本作品では、長編部門で宮崎駿監督の「紅の豚」と高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」がグランプリを受賞。細田守監督の「時をかける少女」が特別賞、原恵一監督の「カラフル」が特別賞と観客賞を受賞している。同映画祭は短編部門も有名で、米アカデミー賞でも評価された山村浩二監督の「頭山」と加藤久仁生監督の「つみきのいえ」がグランプリに輝いている。
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「星を追う子ども」(C)Makoto Shinkai/CMMMY