元カレがとんでもないDV男で、もう懲りたはずなのに、次に好きになったひともまたDV男だった……。ダメンズ好きをやめようとしても、結局選ぶのはまた同じようなダメンズ。
こういう経験、けっこうありませんか? この謎を解明し、ダメンズループから脱出する方法をお教えします。
コミュ心理学のひとつ「キャリブレーション」が関係
「元カレは甘ったれ過ぎて愛想が尽きた。次こそは違うタイプのひとを好きになろう」と、固く決意して男選びを開始した筆者。後に出会ったステキな男性と付き合ったのですが、みるみるうちに、彼も甘ったれの本性を出してきました。さらに言うと、これまで「いいな」と思った男性は、全員見事にひとりっこ。別に、甘ったれなところに惚れたわけじゃないのに、ですよ。
これってどうしてなんでしょうね。そりゃ、好みのタイプがあるから同じような性格の男を好きになるのは分かる。でも、最初の印象ではまったくそんな素振りを見せないのに、深く付き合ってみると、なぜかいつも同じような性格の男ばかり。みなさんも、こういう経験ありませんか? 実は、これには理由があったのです。
「NLP(神経言語プログラミング学問)」というコミュニケーション心理学のひとつに、「キャリブレーション」という相手の五感を読み取る方法があります。それによると、ひとは無意識のうちに、相手の目の動向から怯えを感じ取ったり、相手の肌の血色からうれしさや興奮を感じ取っているといいます。(これを強化していくとコミュ力がアップするそうですが、それは別のお話)
つまり、表面的には分からなくても、ちょっとした動作の節々で、「甘ったれ」とか「Sっぽい」とか、そのひとの本質を嗅ぎ取ってしまうんだとか。
きっと筆者は、男性のちょっとした笑顔や発言なんかに、「このひと、甘えんぼでかわいいな」という感情を抱いているのかもしれません。その結果、ひとりっこの甘ったればかりと付き合うハメに……。
「経験したことがあるもの」に愛着を抱く=ダメンズループ
「キャリブレーション」で男性の本質を見抜いて好きになっているとしても、それだけでは、ダメンズループの謎は解明されていません。なぜ、同じような性格の男を好きになってしまうかと言うと、「好みだから」というだけでは片付けられませんよね。「DV男が好み」なんて、誰も思わないだろうし。
これも人間の深層心理が関係しています。ひとは無意識のうちに「経験したことがあるもの」に愛着を抱きます。「経験済み=想定の範囲内」ということに安心感を覚え、愛着、親しみという感情が湧きやすいからです。「この男のパターンは経験したことがあるぞ」と感じ取ると、親しみを覚えてうっかり好きになってしまうんです。
さらに、もともとダメンズ好きの女は、「彼の良いところはわたしだけが知っている」という、依存心が起こりやすい傾向があります。さらに、「わたしがいないとダメなの」という、母性本能が強いタイプも多いそう。
つまり、「キャリブレーション」でダメンズ要素を嗅ぎ付けて、ダメンズ好きの本能にスイッチが入ってしまい、頭では分かっていても、本能でまた同じダメンズを好きになってしまう……これがダメンズループの原因です。
ダメンズループを断ち切るには「本能に逆らうこと」
もしダメンズループの悪循環から逃れたいのであれば、「好感を抱かなかった」男性と付き合ってみてください。これまでに培ったダメンズを嗅ぎつけるカン、それに逆らうのです。筆者も今後は、最初からトキメく男性ではなく、少しずつ愛情を深めていける相手と付き合ってみたいと思います。
最後に、「ビンボー男子」ばかり好きになってしまう場合、この方法は効きません。類は友を呼ぶといいますが、お金に関してはまさにそうで、なぜか経済力が同じ者同士でつるみます。ビンボーばかり好きになるのは、あなたもビンボーで、親しくなるコミュニティの男性もビンボーだから。あなた自身もお金を稼いで、身なりを整え、ビンボーな交友関係を断ち切らなければ解決はしません。
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Written by 餅月かおる
Photo by sexyninjamonkey
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