“ご当地グルメ”が人気を博して久しいが、その究極系ともいえるお店が最近話題を呼んでいる。その名も「離島キッチン」。提供するメニューは、なんと全国各地の離島の料理(!)だ。
なぜ、離島に目をつけたのか? 同店の仕掛け人、佐藤喬さんにお話を聞いた。
「きっかけは、中ノ島こと、海士町(島根県隠岐諸島の一つ)の観光協会が公募していた『行商人』に採用されたことです。それまで離島に行ったことすらなかったけど、面接で訪れた際に食べた岩ガキのおいしさに、食の価値観が変わるほど衝撃を受けまして。それをぜひ広めたいと思ったんです」
意を決した佐藤さんは2009年10月、東京など首都圏を中心に移動販売カー「離島キッチン」をスタート。当初のメニューは海士町の「さざえカレー」1品のみだったが、徐々にメニューも拡充。今年の3月からは、平塚市の駅ビル「平塚ラスカ」に期間限定店舗として出店中だ。
佐藤さんいわく、離島グルメ最大の魅力は「鮮度の高い食材が味わえる」こと。しかし、魅力はそれだけではない。佐藤さんとともに同店を切り盛りする、海士町出身の石塚将武さんはこう言う。 「離島は、肉が貴重品。冷凍肉以外は食べる機会がほぼないうえに高い。だから、代わりにサザエを入れたり、工夫して食べるんです。そうした離島ならではの味わいを島で作られた焼酎とともに楽しんでいただきたいですね」 離島という環境だからこそ生みだされた独特の調理法や味付け。これも離島料理の魅力なのだ。
「島ごとにクッキリ異なる個性があるし、うちで出している料理は、まだほんの一握り。1店舗では無理ですが、最終的には、421品(有人島の数)を目指したいですね」(佐藤さん)
料理をきっかけに、今まで知らなかった島のことを知る。そんなところから離島に興味を持ってみるのもいいかもしれない。
(青柳直弥・清談社)
(R25編集部)
究極のご当地グルメ「離島料理」はコチラ
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております
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(青柳直弥・清談社)
(R25編集部)
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