96年没の伝説的ラッパートゥパック・シャクール、コーチェラ・フェスで甦る！

現在、カリフォルニアで行なわれている『コーチェラ・フェス』。１週目の日曜にヘッドライナーを務めたDr.ドレー＆スヌープ・ドッグのステージに、なんとホログラムのトゥパック・シャクール、“ヴァーチャル・トゥパック”がステージに登場して大きな話題となった。

トゥパックはカリフォルニアのカリスマ的ラッパーだったが、ヒップホップの東西抗争の末、96年銃弾に倒れ亡くなっており、死後もドキュメンタリー映画が制作されたりと今もヒップホップ界の伝説的存在だ。現在もリスペクトを公言するアーティストは後を絶たないが、しかしもう2度とその姿を見ることは叶わない…。と思われていたが、今回ドレーの発案と最新テクノロジーのおかげで見事に復活！　コーチェラのメイン・ステージに姿を現したのである。

しかもこのトゥパックはビデオ映像などではなく、デジタルで一から創り上げられた映像なのだそう。厳密に言えば2Dの映像を3Dに見えるように投影しているということらしいが、実際ステージ上でドレーやスヌープとラップの掛け合いをするなど、まるで夢のようなパフォーマンスが行なわれたのである。夢の共演に当然会場は大盛り上がりである。しかもこの“ヴァーチャル・トゥパック”、開発してからまだ4か月ということで、まだまだ色んなことができるようになる可能性があるとドレーは話している。

さらにドレーとスヌープは、この“ヴァーチャル・トゥパック”と共にツアーを続行する計画もあるらしい。しかもこのツアー、もしかしたら50セントやエミネムなどの超ビッグ・ネームも一緒に廻る超豪華なツアーになるかもしれないというのだから、ヒップホップ・ファンにとってはたまらないニュースだ。もしかしたらトゥパックとエミネムがラップの掛け合いをする、なんてシーンが観られるかも！？

Photo：(C) Lisa Rose / Globe Photos / Zeta Image

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