ヒホンのクレメンテ監督「C・ロナウドの前に壁は作らない」

　前節にビセンテ・カルデロンで行われた“マドリード・ダービー”において強烈なFKを決めたクリスティアーノ・ロナウドに対し、次節、サンチャゴ・ベル ナベウに乗り込むスポルティング・ヒホンの監督、ハビエル・クレメンテは奇策を考えているようだ。「壁を作らない」それが、この指揮官が考えている奇策だ。

　クレメンテ監督は「彼のキックは、強烈な弾道で壁の上を超えて行くにもかかわらず、急激に落下して来る。つまり、壁が意味を成していないと言う事だ。その為、距離のあるFKに対しては、既に壁を取り外した形でのトレーニングを行っている。壁がある方が、GKにとっては視界の妨げになるからね。最終的には、GKの意向によって決める事にはなるが」という。

　一方、「フットボールは、自分達のスタイルを貫く事よりも、相手がやりたい事をやらせない事の方が容易い。私は、何処に行くにせよ、ただ単に行く事はしない主義だ」とも語った同監督。なりふり構わない戦いで、サンチャゴ・ベルナベウに一石を投じる覚悟だ。


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