先日、友人を訪ねて地方都市に出かけたのだが、そこでスターバックスのドライブスルーを発見。23区内ではなかなか見かけないので、興味本位から思わず利用したのだが、友人いわく「スタバのドライブスルーは珍しくないよ」とのこと。スターバックスジャパンのホームページで確認したところ、全国に96店舗あり、東京23区内にも1店舗が存在していた。
もしかして、私が知らないだけで、ほかにもいろいろなドライブスルーがあるのではないだろうか?。そう思って調べてみたところ、様々な企業がユニークなドライブスルー設けていることがわかった。
まずは飲食系だが、吉野家やなか卯、松屋などのチェーン店、カレーのCoCo壱番屋、築地銀だこなどがドライブスルー店舗を展開。長崎ちゃんぽんのリンガーハットでは、麺類にもかかわらず、専用の容器に入れたちゃんぽんや皿うどんを持ち帰ることができる。
飲食系以外で多かったのはクリーニング。「ホワイト急便」や「うさちゃんクリーニング」など大手を初めとして、地域で営んでいる店舗などもドライブスルー店を設けているケースが見られた。一度にたくさんの洗濯物を持って行ったり取りに行ったりするのは結構面倒。クルマで行きたくなる気持ちはよくわかる。
ここからは変わり種。まずはクルマから降りずにお金の預け入れや引き出しができるドライブスルーATM。岐阜県に本店をもつ大垣共立銀行が行っているサービスだ。ちなみにこの銀行、ATMを載せたバスが過疎地域を巡回するなど、様々なアイデアを実行しており、顧客満足ランキングの上位行に名を連ねている。
次は公営ギャンブル。佐賀県にあるからつ競艇では舟券をドライブスルーで発券。ただし、利用は1日平均3.3台と少なく、このままの状態だと廃止も検討されているとか。
ほかにも、1府6県に展開するスーパー「オークワ」ではインターネットで注文した商品をドライブスルーで受け取ることができたり、北海道の大手薬局チェーン「ナカジマ薬局」ではドライブスルーで処方箋を渡して調剤してもらうことができたりするなど、小売業でもちらほら見ることができた。
また、サービスの多様化だけでなく、決済システムも進化を遂げているようだ。自動車の技術に詳しいモータージャーナリストの高山正寛氏は語る。
「日本マクドナルドは、ITS(高度道路交通システム)スポットを利用したドライブスルー実証実験3月に行い、実用への大きな足がかりをつかみました。。カーナビゲーションを使った注文や無線通信によるキャッシュレス決済などが実験されていますよ」
例えば、ETCを使えば、高速の料金所で止まらなくても料金の収受ができる。同じ考え方で、ドライブスルーでも料金の受け渡しをせずに決済が可能なのだとか。将来的には、さらに多様な業態で、ドライブスルー店の設置が進むかもしれない。
(コージー林田)
(R25編集部)
多種多様! ドライブスルーの進化はコチラ
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております
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ほかにも、1府6県に展開するスーパー「オークワ」ではインターネットで注文した商品をドライブスルーで受け取ることができたり、北海道の大手薬局チェーン「ナカジマ薬局」ではドライブスルーで処方箋を渡して調剤してもらうことができたりするなど、小売業でもちらほら見ることができた。
また、サービスの多様化だけでなく、決済システムも進化を遂げているようだ。自動車の技術に詳しいモータージャーナリストの高山正寛氏は語る。
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例えば、ETCを使えば、高速の料金所で止まらなくても料金の収受ができる。同じ考え方で、ドライブスルーでも料金の受け渡しをせずに決済が可能なのだとか。将来的には、さらに多様な業態で、ドライブスルー店の設置が進むかもしれない。
(コージー林田)
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