野球好きやスポーツ好きならずとも、一昨年の10年連続200本安打達成や2004年のMLB歴代シーズン最多安打記録更新などの輝かしい功績、そしてインタビューなどから垣間見えるプロとして筋の通った姿勢や人間性から、多くの日本人が尊敬してやまないメジャーリーガー、イチロー。
そんなイチローが所属するシアトル・マリナーズは今年、オークランド・アスレチックスとの2012メジャーリーグベースボール開幕戦を、3月28日と29日の日程で東京ドームにて行うことになった。この開幕戦を記念して、イチローをフィーチャーした期間限定のオフィシャルオリジナル商品が発売されることが、発売元の天田印刷加工株式会社より発表された。
商品は、ポスター、クリアファイル、タオル、タンブラーなどの全12種で、いずれもプレー中のイチローの姿がプリントされたものとなっており、日本開幕戦記念商品としては、いずれも史上初のイチロー選手をフィーチャーした商品となっている。
日本での開幕戦、そして前人未到の11回目の200本安打がかかった今シーズンのイチローのアメリカでの奮闘を日本から応援、意識するにも使えそうなグッズばかりとなっている。
さらに今回は、専用の特設サイト( http://ichiro.enskyshop.com/)からの注文者を対象に、直筆サイン入りのサインボール(日本開幕戦限定公式球)や、キャンペーンオリジナルタンブラーなどの限定レアアイテムが当たる「スペシャルキャンペーン」も開催される。

昨年は惜しくも200本安打を逃してしまったイチロー。今シーズンはぜひ、日本からも気持ちは熱く、しかし謙虚で控えめな姿勢でエールを送りたいところだ。
「謙虚で控えめ」。この言葉にはもちろん意味がある。
日常生活の中で謙虚さや控えめな態度がにじみ出る日本人。これこそが、イチローが「アメリカに行ってから日本のことが大好きになりました」と語る理由なのである。
アメリカに渡ってすでに10年以上が経つが、イチローはこれまで様々な機会で母国である日本への親しみを口にし、行動にも表してきた。
例えば、2008年の打席への入場テーマ曲。イチローはこの年、石川さゆりの『天城越え』を選曲した。それまでにも矢沢永吉、椎名林檎などの日本人アーティストの曲を使っていたイチローだったが、メジャーリーグでは日本の曲が流れること自体が珍しい中、演歌を選ぶというのはまさに異例のことであった。
そこには、日本を代表して戦っているとの誇りがあったようである。
また、筆者が「日本について語るイチロー」の中で最も印象的だったのが、買い物袋の話だ。
スポーツジャーナリスト・石田雄太氏の著書『イチロー・インタヴューズ』(文春新書、2010)の中で、イチローが次のように語っている箇所がある。
―「(日本のデパートで)雨の日に買い物したら、買ったものにビニールかけてくれたんですよ。いやぁ、久しぶりに思い出しましたね、日本ではそうだったって(笑)。急いでるから早くっていう鬱陶しさもあったりするんだけど、それでもああいうことをド丁寧に、時間をかけてやるんですから、すごいですよ。仕事に対する意識の高さとか控えめな態度とか、そういうところで感じるものなんですよね」
日本でのオフにおける、このような何気ない日常の一場面の中でも日本への親しみを感じるイチロー。
そんなイチローが、今年は愛する母国・日本で開幕戦を迎える。本人はこれに、「もしかしたら人生で一度しかないことかもしれない。日本でプレーするのを楽しみにしている」とコメントを寄せているとのことで、ファンにとっても本人にとっても特別な一戦となりそうだ。
イチローファンの方々にはぜひ、本日1日から予約受付開始の特設サイト(http://ichiro.enskyshop.com/)や、東京ドーム内外のショップで25日から購入できる“限定イチロー商品”を手に入れた上で、日本での開幕戦、そしてアメリカに戻った後のシーズンをテレビなどで観戦、応援されることをお勧めさせていただきたい。
[ 関連リンク ]
厳しい世界を生き抜くお笑いセンスを磨け!
なでしこ「美人枠」は結局誰なのか?ネット人気を判定する!
“これぞ本物”と思われるスターとは? 【エモやんのワイルドピッチ】