大島優子が天海主演『カエルの王女さま』に出演！「歌が好きな気持ちは誰にも負けない」

　国民的アイドルグループ・AKB48の大島優子が、天海祐希が主演する4月スタートのドラマ『カエルの王女さま』（フジ系・毎週木曜22時）に出演することがわかった。内気で就活53連敗中だが、歌を愛する気持ちだけは誰にも負けないと言い切る女子大生・野々村まひるを演じる。将来の目標、夢を見つけられずにいるといった、日本中の同世代が抱える問題に苦悩しながら歌を通じて成長していく役どころに、大島は「私もまひる同様歌が好きですが、そんなに得意じゃないんです。でも歌を大好きな気持ちだけは誰にも負けない、というまひるに共感し“ぜひやらせてください！”と言いました。レッスンは本当に楽しくて、作品に関わり始めてから歌を歌うということを今よりもっと大切にしようと思いました」と心境を語り、「まひるが夢を追いかけ成長していく姿と、シャンソンズが頑張って団結していく力を皆さんに届けたい」と意気込んだ。

　同ドラマは、かつて“歌の町”として栄えたが、今は財政難を理由に隣町との合併寸前の地方都市を舞台に、ママさんコーラス“シャンソンズ”を立て直そうと奮闘する女性たちの物語。故郷の元恩師から“シャンソンズ”の立て直しを依頼され、彼女たちを導いていくブロードウェイ帰りの落ちこぼれミュージカルスター・倉坂澪を天海が、そして市の合併を進める市長の娘でありながら、シャンソンズ立て直しに奮闘する主婦・井坂忠子を石田ゆり子が演じる。

　大島のほかにも、注目のキャストが続々と発表された。シャンソンズに異彩を放つ存在となる乾一希には、玉山鉄二が出演。溶接工として働いていた会社が倒産、という事態に追い込まれるが、実は彼もかつてはロック歌手を目指し活躍していたが、あることをきっかけに歌うことをやめてしまったという過去を持つ。また、容姿端麗で妖艶な由芽市役所の受付嬢であり、石田演じる井坂忠子の夫とただならぬ関係にある桜井玲奈を片瀬那奈が、井坂忠子の夫・井坂哲郎を小泉孝太郎が演じる。

　さらには日本を代表するミュージカル歌手として、劇団四季での活躍は歴史に刻まれており、天海祐希自身ほか多くの舞台を目指す人々の目標となっている久野綾希子も出演。天海祐希演じる倉坂澪の元恩師、森香奈絵役として登場し、倉坂澪につぶれかけているシャンソンズの立て直しを依頼する。

　その他、ドラマを独特の存在感で彩ってくれる魅力あるキャスティングが、忠子の父、・井坂清忠役、岸部一徳である。華麗なるベーシストとしての活動も盛んな岸部だが、今回の役どころは市の合併のために「歌の町」のシンボルであった音楽堂を取り壊してゴミ処理場の建設を企てる市長としてシャンソンズの活動も邪魔し、歌を愛する人々の天敵ともいえる役となる。どのような市長像になるのか注目していただきたい。

■『カエルの王女さま』
2012年4月スタート　毎週木曜22:00～22:54（フジテレビ系）