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正座でしびれにくいコツは?

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正座で座ることが腰にとっての負担が少ないのですが、正座といえば、足がしびれてしまい正座する気にはなれない、という声が多いです。慣れた人では、いすの上に正座をし、その状態に合わせて、机の高さやパソコンの位置などを調整して仕事を行うということもあるようです。足さえ楽であれば、正座で腰への負担を減らしたいという方のために、しびれにくい正座のコツを挙げてみましょう。



そもそも正座でのしびれは、足の神経の圧迫とともに、その神経周辺の血管も圧迫を受けるため、神経細胞への血流が滞ってしまうことでおこります。足に触れても感覚が鈍いようなしびれ感があると思いますが、その状態から足を崩し、立ち上がろうとするときに、神経が異常に興奮するため、しびれだけではなく、痛みも伴うことがあり、圧迫時間が長いほど、痛みを伴う可能性が高まります。

こうしたことを考えると、足の神経・血管の圧迫をいかに軽く抑えるか、ということがポイントになります。

1.左右の足が平行になるように正座をすると、かかとにお尻が乗り、体重がずっしりとかかってしまいますので、親指を軽く重ねる程度に意識して座ってみましょう。

2.時々、重ねた親指を入れ替えたり、お尻を少しずらし体重の移動を左右交互に行ったりしてみましょう。

3.左右のひざをピタリとつけて正座をせずに、少し離すと楽になります。

4.正座した際に、下半身が窮屈に感じない服装が理想的です。また、足の当たりが緩和されるように座布団を敷くと良いでしょう。

5.人前ではなかなかできないかもしれませんが、二つ折りにした座布団をお尻の下に敷いたり、市販の正座用イスを利用する方法もあります。

もしもしびれてしまった場合は、かかとにお尻が乗せ体重をかけ、正座の状態から左右の足の親指がそりかえるように、床に押し当ててみましょう。指を反らせ、足の裏がストレッチされるイメージです。

血流が回復させるために最初はジンジン痛みを感じるかもしれませんが、ゆっくりとした動作でかまいませんので、お試しください。

(文 檜垣暁子)

■著者プロフィール

檜垣 暁子(ひがき あきこ)
オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド
http://allabout.co.jp/gm/gp/51/
カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。

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