ガンズ＆ローゼスのアクセル・ローズ、ついに50歳になる

2月6日（月）はガンズ＆ローゼスのアクセル・ローズの誕生日。ついに50歳になった希代のロック・スター、アクセル。今年はロックンロールの殿堂入りもあるし、記念すべき年だ。

GN’Rはロサンゼルスで結成され、86年の1stアルバム『アペタイト・フォー・デストラクション』は音楽業界を変えてしまう程のインパクトを与え、ファンを熱狂させた。急速な人気の爆発、「Drug,Sex,Rock’n Roll」を地でゆくバンドの過激なロックンロール・ライフ、そしてアクセル自身のわがままと気まぐれ、攻撃的な性格や過激な言動や態度に振り回されながらも世界中に話題を振りまき世を席巻。そんな中、91年には2枚組の大作『ユーズ・ユア・イリュージョン』を発表し、これも大きな話題となる。特に名バラード「ノーヴェンバー・レイン」は大ヒットを記録する。

しかしその後、アクセルの独裁政権は加速し次々とメンバーは脱退、現在ではオリジナル・メンバーはアクセル1人となってしまった。2008年には制作に10年近くかかったと言われる『チャイニーズ・デモクラシー』を発表するが、評論家受けもファン受けも奮わなかったというのが正直な所だ。往年のファン達は何年も何年も初期のメンバーでの再結成を熱望し、メンバーをどんどんとクビに追い込んでゆくアクセルを責めたりもするが、当のアクセルは「知ったことか」とばかりに我が道を行くだけである。ロックの殿堂の際もスラッシュやイジー、ダフ・マッケイガンなど、名メンバー達を迎えての再結成を望む声は日に日に高まっているが、それも結局アクセル次第なのである。

そんなわけで愛憎入り交じりの信奉を集めるわがまま放題の頑固者アクセル、しかしそんなアクセルだからこそ一時代を築きロック界に君臨してきたのも事実。「他人の言うこと聞くアクセルなんてアクセルじゃない！」でも、「頑固過ぎるにも程がある！」と人々に愛され憎まれ、ついに50歳。でももうさすがにいい歳なんだから、ファンの言うことなら少しくらい聞いてくれたって良いんじゃない？

Photo：(C) ALPHA / Globe Photos / Zeta Image

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