あなたは「結婚」にどんな思いを抱いていますか? 「いつかは誰かとするだろうと思っている」「したいけど今の恋人とはイヤ」「誰でもいいから一度はしておきたい」「一生ひとりな気がする」「絶対にしたくない」etc…。さまざまな意見があるかと思いますが、一番多いであろう悩みは「したいのにできない!」ではないでしょうか?
しかし焦って悶々としているのは女だけではありません。男だって悩みは同じなんですから!
「いつはか誰かと結婚してみたい!」
「でもやっぱり俺に結婚なんて無理だろーな…」
『結婚しないと思ってた ~オタクがDQNな恋をした~』は、そんな楽観と悲観の間を長年行き来していた非モテ中年漫画家の婚活エッセイマンガです。
作者のカラスヤサトシは主に青年誌で活躍中のギャグ漫画家ですが、オタクネタ、非モテネタ多めの実生活を描く「自分マンガ」でブレイクした人。
作風を知らない方のために作者のスペックを記すと、こんな感じです。
・35歳(連載スタート時)
・体型は小太り
・趣味はフィギュア集め
・過去の交際人数は1人
・彼女いない歴8年
・好きなアーティストは聖飢魔II
・オタク
…えーっと、はっきり言ってモテるタイプではありません。
いえ、もっと言うとモテないタイプの典型です。
本人もこのことを自覚しており、非モテな自虐ネタが男性読者の共感を呼んでいた部分も大きかったのですが、30代半ばで焦り気味だった作者が「ガチで嫁を探す!」という企画に飛びついて始まったのがこのエッセイ。
まずは異業種女性とのお見合いからスタートするも、あまりの社交スキルの低さゆえにいずれも失敗。
その後は女への幻想を打ち砕くために『SEX AND THE CITY』を観たり、過去の恋の思い出の品々を神社に供養しにいったり、キャバ嬢とデートして一瞬だけその気になったり…などなど、「暗中模索」という言葉にふさわしいウロウロっぷりを披露してくれます。
が、そんな「非モテ中年男のオモシロ婚活奮闘記」が、後半からは「出会ったその日にお泊り→翌日から同棲→デキ婚」という意外すぎる展開に突入!
しかも相手は10歳年下の26歳女子!
もちろんそのプロセスは本編でじっくり描かれるのですが、非モテオタクの中年男が結婚に至った決め手を一言でまとめると「住む世界がまったく違う相手と向き合ってみた」結果だといえるのではないでしょうか。
作者が交際・即同棲・結婚することになった相手の女の子は、ちょい元ヤンぽくって、ハードコアやパンクの音楽が好きで、ストレートにものを言うあっけらかんとした性格。
オタクで非社交的で文化系女子が好き(だと思い込んでいた)なマンガ家の作者とは、何もかもが正反対。それなのに「自分とは住む世界が違う人」という垣根を取っ払ってみたら意外なことに上手くいったという成功例がこのマンガなのです。
得られる教訓は2つ。
世界が違う相手と向き合ってみること。
思い込みを捨てて、流れに乗ってみること。
結婚願望はある独身男女は、まずはこの2つを実践するところから始めてみてはいかがでしょう? オタクで非モテな中年男だって、そのおかげで見事に嫁&子どもができたんですから!(小鳥居ゆき)
『結婚しないと思ってた』
カラスヤサトシ 秋田書店 580円
独女通信 02月04日10時00分
「【オトナ女子コミック部】オタク中年男の「報われた」婚活体験記『結婚しないと思ってた』」記事詳細はコチラ
■関連情報
・男の身長、気になる? 気にならない?
・独女世代が共感「最後から二番目の恋」で描かれる「大人の孤独」
・一度参加すればハマる? 噂の“街コン”に参加してみた!
しかし焦って悶々としているのは女だけではありません。男だって悩みは同じなんですから!
「いつはか誰かと結婚してみたい!」
「でもやっぱり俺に結婚なんて無理だろーな…」
『結婚しないと思ってた ~オタクがDQNな恋をした~』は、そんな楽観と悲観の間を長年行き来していた非モテ中年漫画家の婚活エッセイマンガです。
作者のカラスヤサトシは主に青年誌で活躍中のギャグ漫画家ですが、オタクネタ、非モテネタ多めの実生活を描く「自分マンガ」でブレイクした人。
作風を知らない方のために作者のスペックを記すと、こんな感じです。
・35歳(連載スタート時)
・体型は小太り
・趣味はフィギュア集め
・過去の交際人数は1人
・彼女いない歴8年
・好きなアーティストは聖飢魔II
・オタク
…えーっと、はっきり言ってモテるタイプではありません。
いえ、もっと言うとモテないタイプの典型です。
本人もこのことを自覚しており、非モテな自虐ネタが男性読者の共感を呼んでいた部分も大きかったのですが、30代半ばで焦り気味だった作者が「ガチで嫁を探す!」という企画に飛びついて始まったのがこのエッセイ。
まずは異業種女性とのお見合いからスタートするも、あまりの社交スキルの低さゆえにいずれも失敗。
その後は女への幻想を打ち砕くために『SEX AND THE CITY』を観たり、過去の恋の思い出の品々を神社に供養しにいったり、キャバ嬢とデートして一瞬だけその気になったり…などなど、「暗中模索」という言葉にふさわしいウロウロっぷりを披露してくれます。
が、そんな「非モテ中年男のオモシロ婚活奮闘記」が、後半からは「出会ったその日にお泊り→翌日から同棲→デキ婚」という意外すぎる展開に突入!
しかも相手は10歳年下の26歳女子!
もちろんそのプロセスは本編でじっくり描かれるのですが、非モテオタクの中年男が結婚に至った決め手を一言でまとめると「住む世界がまったく違う相手と向き合ってみた」結果だといえるのではないでしょうか。
作者が交際・即同棲・結婚することになった相手の女の子は、ちょい元ヤンぽくって、ハードコアやパンクの音楽が好きで、ストレートにものを言うあっけらかんとした性格。
オタクで非社交的で文化系女子が好き(だと思い込んでいた)なマンガ家の作者とは、何もかもが正反対。それなのに「自分とは住む世界が違う人」という垣根を取っ払ってみたら意外なことに上手くいったという成功例がこのマンガなのです。
得られる教訓は2つ。
世界が違う相手と向き合ってみること。
思い込みを捨てて、流れに乗ってみること。
結婚願望はある独身男女は、まずはこの2つを実践するところから始めてみてはいかがでしょう? オタクで非モテな中年男だって、そのおかげで見事に嫁&子どもができたんですから!(小鳥居ゆき)
『結婚しないと思ってた』
カラスヤサトシ 秋田書店 580円
独女通信 02月04日10時00分
「【オトナ女子コミック部】オタク中年男の「報われた」婚活体験記『結婚しないと思ってた』」記事詳細はコチラ
■関連情報
・男の身長、気になる? 気にならない?
・独女世代が共感「最後から二番目の恋」で描かれる「大人の孤独」
・一度参加すればハマる? 噂の“街コン”に参加してみた!